意外に知らない離婚と相続の不思議な関係

疑問、喪失感が残った離婚でした

離婚をしてもう十年以上経ちますが、離婚をする時はもうほとんど気力がなく、なすがままに調停すらせず、離婚の手続きを行ってしまいましたが、今思うと離婚して残ったのは、疑問と喪失感でした。

離婚の原因は私にありました。ろくすっぽ働かなかった為、嫁が愛想つかしたという至極当然な理由でした。次仕事やめたら離婚、わかっていた事ですが、私は嫁と一緒にいる事より、自分の苦労から逃げ出したい気持ちのほうが勝ってたのです。

マンションを売ったお金があったので、嫁へ慰謝料は支払ったのですが、あとになって疑問が残りました。浮気もしていない、暴力もふるっていないのに、100万以上のお金をなぜ払う必要があったのか。働かなかったからってだけで、離婚を決めたのは嫁なのに、こちらから一方的に支払わなければならなかったのか、という疑問です。

そしてずっと二人で過ごしてきた部屋に、一人ぽつんと残された事による喪失感は半端ではなく、何年もひきずりました。今思えば、その場の感情だけで離婚なんてするものじゃないと、後悔の念が残っています。